2012年2月20日月曜日

自作ソフト「数独ボード」の第2版

  私の友人に数独の問題を作るのを趣味としている男がいる。市販の本にする度に私に贈呈してくれる。そういう贈呈本がもう3冊にもなる。
ところが、彼の作る問題は難しい問題ばかりである。私の能力ではなかなか対応できない。一般に数独問題を解くには、論理的にこの手しかあり得ないと判断できる“自明な手”を続けていって、最終局面に至るのが本来の姿だと思っている。次の一手が分からないので適当にうめていったら完成してしまった、というのでは本当の意味で解決したとは言えない。少なくとも私はそういう姿勢でゲームに臨んでいる。

  そうなると、彼の作る難しい問題に挑戦するには、かなり先まで読まなければならない。それにはどうしたらよいか。たとえば“自明な手”を発見できなかった場合、あるます目に対して【2】か【3】のどちらか、までは分かるがそれ以上は判断できない時、一応“自明でない手”ではあるが【3】をうめることにする。その後“自明な手”を続けていって、もし行き詰まったら最初の“自明でない手”【3】が間違っていたことになる。つまり【2】の方が“自明な手”であったと判断できることになる。その時点まで逆戻りすればよいのである。そのための手順を助ける機能を、第2版では追加した。

  同時に、取り組んだ数独の問題をデータベース上に保存しておいて、後で再度挑戦できるような環境も用意した。こういう動機で作ったのが「数独ボードV2.0」である。是非活用してみてください。詳しくは http://www.hi-ho.ne.jp/skinoshita/suudoku.htm を参照してください。

  V2.0 では、以下の機能が新たに付加されています。

・ボード上のデータに名前を付けて保存できる。
・保存したデータをボード上の取り出すことができる。
・先読みを助ける「Test Mode」機能が付加された。
・問題集を他の利用者と共有できる。
  たとえば、朝日新聞 土曜版に掲載された数独の問題(過去4年分)をダウンロードできるようにしたかったのだが、朝日新聞beパズル係に許可申請したのだが返信がない。多分、拒否されたのであろう。