2009年9月26日土曜日

コンピュータを長持ちさせる法

 私めは、今までに随分と沢山のコンピュータを使ってきた。その内のパソコンやワープロについては、そのほとんどが【My Personal Computer Show】の欄に登録され紹介されている。
 実を言うと、そのマシンの開発に携わっただけで、自分ではあまり使い込んでいないマシンが相当数含まれている。そういうマシンは、あまり記憶に残っていないものが多い。
 その点、自分で長く使い込んだマシンには愛着があり、かつ記憶に残っているものが多い。中でも(24)番に展示されている Libretto 60 は今でも使い続けているマシンである。使い始めたのは 1997-10-7 とメモ書きされているから(写真参照)、約12年間は使っていることになる。 コンピュータを長持ちさせるにはコツがある。以下にそれを紹介することにしよう。
・定期的に使い続ける
 長持ちさせたい古いマシンに対して、私は一月に一回は必ず使うことにしている。そのためには、そのマシンに何らかの役割を与えておけばよい。Libretto の場合、私は大学の講義の際にパワーポイントの表示用に用いることにしている。大学の授業がない期間だけは、定期点検を怠らないように注意する。
・ソフトウェアを変えない
 OSのバージョンが古くてもそのまま使う。使っているアプリケーションも、バージョンアップしようなどという野心は決して起こさないことである。新しいアプリケーションの導入も控える。ドライバー類もできるだけ手を付けない。
・愛情を持って取り扱う
 マシンの側にコーヒーカップを置いたりしない。特に水やほこりには気を付ける。

更にもう一つ付け加えれば、○○社製のパソコンに限ることかな?(これは、まぁ言わずもがなのことではあるが)

2009年9月25日金曜日

ソフトウェアの法則 から
【輪廻転生の法則】(【不可逆反応の法則】に対する修正)

(1)100%は信頼のおけないシステムを使い続けると、100%信頼のおけるシステムになる。
(2)100%信頼のおけるシステムに虫を一匹潜入させると、たちまち100%信頼のおけないシステムになる。
(3)その100%信頼のおけないシステムから虫を全部取り除くと、100%は信頼のおけないシステムになる((1)に戻る)。

ソフトウェアの法則 から
【不可逆反応の法則】

・100%信頼のおけるシステムに虫を一匹潜入させると、100%信頼のおけないシステムになる。
・その100%信頼のおけないシステムから虫を一匹取り除くと、100%信頼のおけないシステムのままである。

2009年9月22日火曜日

ソフトウェアの法則 から
【システムの信頼性】

・新しいシステムを信頼してはならない。まだ機能が未完成で虫が取りきれていないかもしれないから。
・使い慣れたシステムだからといって、これを信頼してはならない。いつなんどき不測のトラブルが起こるかもしれないから。
・長く使い込んだ古いシステムなら絶対信頼してはならない。いつなんどきハードウェアトラブルが発生するかもしれないから。

2009年9月19日土曜日

システム設計の失敗とピサの斜塔

 民主党政権となり、無駄な公共事業の見直しが行われている。八ツ場ダムなどは計画から57年が経過しているのに未だ完成していない。日本では、一度決めたら簡単には計画を変更しないという悪い慣習があるように思う。環境条件が激変し、たとえ本来の目的が無意味になったとしても、目的を少し手直して計画自体はそのまま推し進めようとする。中断する勇気がないのである。そろそろ、こういう風潮は改めていきたいものである。

 システム開発の分野でも、日本では昔から同じような風潮があった。環境条件が変わってしまったり、何か予期せぬ事態が起こっても、予算の見直しや開発スケジュールの見直しなど全体計画を見直そうとすることはない。ただ開発担当者のみが、四苦八苦して設計変更などで精一杯の対応をしなければならないことになる。

 設計変更という応急手当てで何とか完成できたとしても、その後のトラブルへの対応で結局開発費よりも保守費の方が高く付く結果に成りがちである。
 あの有名なピサの斜塔も、建築段階で既に傾きかけていたことはあまり知られていない。傾きを是正するための応急手当だけをして抜本的な対策をしなかったまま今日に至っているのである。
 私が携わってきたソフトウェアの開発作業という仕事も、大なり小なりこのピサの鐘楼建設と同じようなものではないか、と私は常々思っているのである。詳しくは、【ソフトウェアの法則】「ソフトウェアとピサの斜塔」を参照してください。

2009年9月11日金曜日

ソフトウェアの法則 から
【極めて危険な状態の心身症の診断法】

 すべての物が自分に向かって突進し攻撃してくるように感じられたら、これは極めて危険な状態である。自分の車が反対車線を走行している可能性が強い。

2009年9月10日木曜日

ソフトウェアの法則 から
【強度の心身症の診断法】

 すべての人の視線が自分に集中し、自分の一挙手一投足が監視されているように感じられたら、これは大変まずい状況にある。従業員バッジを付けたまま電車に乗っている可能性が強い。

2009年9月9日水曜日

ソフトウェアの法則 から
【軽度の心身症の診断法】

 世の中のすべてが自分を中心に回っているように感じられたら、早く家へ帰って休養した方がよい。ジェットコースターの乗り過ぎである。

2009年9月2日水曜日

ソフトウェアの法則 から
【ファイル破壊の予知法則】

 ファイル破壊の事故は、常に「ファイルを保存したい」と熱烈に思う直前に発生する。