2009年8月26日水曜日

プログラマの心理

 気象庁が「関東地方で震度5弱程度の揺れがあった」と誤って緊急地震速報した問題は、ソフトウェアの修正ミスが原因と判明したそうである。これまで小数点以下を切り捨てて処理していた振幅の数値を、四捨五入してより正確な数値に近づけようとしたものだった。しかし振幅を表す単位を「マイクロメートル」とすべきところを、誤って「ミリメートル」としてしまったため、振幅が実際よりも常に500マイクロメートル大きくなってしまったのだという。
 このニュースに接し、私はどうしても担当したプログラマの心理を推し量ってしまうのであった。これは 低級なエラー であるが、私も同じようなレベルのミスを重ねていたなぁ、と同情してしまうのである。エラーにも、高級なエラー低級なエラー とがあるのである。詳しくは、【ソフトウェアの法則】「ソフトウェアとペンティアム騒動」を参照してください。

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