2010年7月18日日曜日

書斎のテレビ

 最近、書斎で見るテレビをポータブルな物に入れ替えた。
 それまでは、パソコン1台でコンピュータ使用とTVを見るのとを兼用にしていたのである。コンピュータと兼用と言っても1セグのような解像度の悪い画面では満足できないので、普通のTVと同じ画質とサイズのものである。場合によっては、TV画面を小さくして(“ながら見”モード)コンピュータ作業を並行して行うこともできる。かねてから、こういう環境を構築したいと思っていたのでそれなりに満足して使ってきたのである。

 不満があるとすれば、TV画面の立ち上げに時間が掛かることであろう。使っているOSの Windows Vista の立ち上げには勿論時間が掛かるが、それはレジューム機能を利用してカバーすることができる。しかし、更にTV環境の立ち上げにもかなりの時間が掛かるのである。書斎に入って直ぐTVを見たいと思ってもそうはいかない。決定的な画面を見逃してしまうこともあるのを覚悟しなければならない。

 “ながら見”では、普通はメールチェックとか簡単な作業しかやらないから問題はないが、段々と複雑で大掛かりな仕事を始めてしまうことがある。それなら“ながら見”など止めればよいのだが、もともと「ながら族」なのでそれができないのである。特にTV側で録画の指定をした時などは、コンピュータ側で大掛かりな仕事をはじめてしまうとレスポンスが悪くなり、録画される画面の質にも影響してくることになる。

 これでは困ると思い、Windows 7 マシンが売り出されたのを機会に、もう1台コンピュータを購入してコンピュータ作業はそちらに移行させることにした。実は、意識的に移行させたのではなく、Windows Vista 環境より Windows 7 の環境の方が、はるかに使い勝手が良いので自然に使用環境が移って行ったというのが本当のところである。その結果、書斎の机の上は、左側に作業用コンピュータ、右側にTV用コンピュータという何とも贅沢(?)な環境になってしまった。大型の机なので2台も置くことができるが、このエコの時代にこんな電力の無駄づかいをしていてよいのだろうかという忸怩たる思いもあった。

 そこで、TV用コンピュータをやめて、専用のTVを購入して使用することにしたのである。電力もたいして掛からないし、見たい時には直ぐ電源オンできるのも良い。私の寝室にはTVを見る環境がないので、そちらで寝ながら見たい時は持って行ける程度のポータブルなものである。書斎で1台のコンピュータですべてを満たすという長年の夢は、実際にやってみると色々な問題があるということを学んだのであった。

【追記】本文のリライト版【素歩人徒然】「書斎のテレビ」も参考にしてください。

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