2017年11月30日木曜日

美術評論・安井収蔵


・ブログ( ドッと混む・Knuhsの書斎 )から転載

── 美術評論・安井収蔵


 私の本棚を紹介します。今回は美術評論関係の本です。

 写真は左から順に、
(1)「当世美術界事情」、
(2)「当世美術界事情Ⅱ」、

となっています(詳細は【解説欄】を参照してください)。





【解説欄】

 美術評論家の安井収蔵氏は、新美術新聞のコラム<色いろ調>に長年に渡り美術界の実態を紹介する記事を連載してきました。本書は、画家、画壇、美術館、ジャーナリズム等、美術とその周辺の社会現象や人間模様に対し鋭い考察を加えてきた記録をまとめたものです。


安井収蔵
(毎日新聞OB交流サイトから引用)

 実は、安井収蔵氏は私の従兄なのです。残念ながら今年2017年5月3日に90歳で亡くなられました。この2冊の本は、ともに収蔵氏より寄贈されたものなのです。見返しの部分に特徴ある字体で著者のサインがあります。私にとっては大切な記念品となっています。

 生前、私に対し「まだまだ原稿が沢山あるのだが、出版してくれるところがない」とこぼしておられました。折角の原稿が日の目をみないのは残念なことです。今から思うと、あのとき電子書籍として個人出版する方法もあることを教えてあげればよかったと思います。

 
「当世美術界事情」と著者サイン


 
「当世美術界事情Ⅱ」と著者サイン

▼本の詳細
(1)新美術新聞コラム「色いろ調」1990-1990 当世美術界事情:平成2年12月1日第1刷発行, 定価 2,800円(本体2,718円) 安井収蔵著 株式会社 美術年鑑社 ISBN4-89210-107-9

(2)新美術新聞コラム「色いろ調」1985-1999 当世美術界事情Ⅱ:平成12年2月1日発行, 定価 2,400円+税 安井収蔵著 株式会社 美術年鑑社 ISBN4-89210-142-7


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