2011年6月10日金曜日

ETを探す方法

 新聞を読んでいたら、地球外生命(ET)を探すことを目的とした米カリフォルニア州での世界最大級のプロジェクトが、資金難から活動の停止に追い込まれているというニュースを見つけた。主な財源は、連邦政府や州政府の補助金だったらしいが、事業仕分けされてしまったのであろう。今時、こんなプロジェクトがまだ生き残っていたのかと驚きの方が先に立つ。

 地球から数千光年あるいは数万光年の距離の中に知的生命体がいないとしたら、その先にいる知的生命体からたとえ反応が返ってきたとしても、それは数千年あるいは数万年後のことになる。こう考えて天文学者達は電波を発信するのをやめ、ひたすら地球外生命体からの電波を受信する立場に方針変更したのである。

 私はこの判断は妥当なものだと思う。しかし私が疑問に思うのは、もしこれが人類にとって“妥当な判断”なら、地球外の知的生命体にとっても同じように“妥当な判断”となるのではないか。

 詳しくは【続・素朴な疑問】「天文学者はなぜ電波を発信しないのだろう?」を参照してください。

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