2018年5月29日火曜日

私の本棚(23):ジョージ・ガモフ


・ブログ (ドッと混む・Knuhsの書斎) から転載

── ジョージ・ガモフ


 私の本棚を紹介します。


 第23回は、ガモフ全集の中から2冊を取り上げます。


 上掲写真で、右から順に、
(1)ガモフ全集・第6巻「1, 2, 3,……無限大」、
(2)ガモフ全集・第2巻「太陽の誕生と死」


となっています(詳細は【解説欄】を参照してください)。

 私が(1)の「1, 2, 3,……無限大」を手に入れたのは19歳のときでした。数学の好きな私に母親が買ってくれたものです。この本はガモフ全集の第6番目のものですが、タイトルから数学の好きな私に最適と思ったのでしょう。母親は、訳者の崎川範行先生から教えを受けたことがあるとも言っていました。以来、私にとっては特別な本となったのです。
 当時、世界初の人工衛星(スプートニク)がソ連により打ち上げられ、宇宙科学への関心が特に高くなった時期でもあり、私は貪るように読みふけったものでした。

 私が(2)の「太陽の誕生と死」を購入したのは46歳のときです。書店の棚にガモフ全集が並んでいるのを発見したのです。私の持っている本とは外装のデザインが一新され、しかも函(はこ)付きになっていました。思わず「1, 2, 3,……無限大」を開いてみましたが、内容は以前のものと変わりありません。そこで第2巻のみを購入したのです。


【解説欄】

▼ガモフ全集・第6巻「1, 2, 3,……無限大」
 現代科学の最も興味深い事実と理論を集めて、科学者の眼に映るのと同じように読者(子供も含む)に分かりやすく解説することを目的としてこの全集が構成されています。これが、今から約70年前に企画されたものであるという事実が私には信じられないことなのです。

 
 ( カバーの表紙 )       ( カバーの裏表紙 )




 ( 本体の表紙 ) 




( 目次1 )          ( 目次2 )     


▼ガモフ全集・第2巻「太陽の誕生と死」

 我々の太陽はどうしてできたのか。最近ようやく、この太陽の過去、現在および未来に関する疑問に答えることができるようになってきたのです。このスケールの大きいテーマが、今から約70年前から書き始められ、今でも読み継がれていることは驚異ですらあります。

  
 ( 函の表 )         ( 函の裏 )




 ( 本体の表紙 ) 




 ( 目次1 )    ( 目次2 )     ( 目次3 ) 


▼著者
 著者の写真は(1)のカバーのそで 部分から


ジョージ・ガモフ
(George Gamow)


▼本の詳細

(1)ガモフ全集・第6巻「1, 2, 3,……無限大」ONE TWO THREE ... INFINITY by GEORGE GAMOW, Original Copyright in U.S.A. (c)1947, 1961 by GEORGE GAMOW, Copyright in Japan (c)1951 by HAKUYOSHA Publishing Co., Ltd.:1951年7月15日 初版発行 1958年3月10日 12版発行, G.ガモフ(George Gamow) 著, 崎川範行 訳, \480, 株式会社 白揚社

(2)ガモフ全集・第2巻「太陽の誕生と死」THE BIRTH AND DEATH OF THE SUN by GEORGE GAMOW, Original Copyright in U.S.A. (c)1940, 1945 by GEORGE GAMOW, Copyright in Japan (c)1950 by HAKUYOSHA Publishing Co., Ltd.:1950年5月2日 新1版第1刷発行 1974年105日 新2版第24刷発行, G.ガモフ(George Gamow) 著, 白井俊明 訳, \950, 株式会社 白揚社


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